IT×知財キャリアを振り返る
- Shintaro Onikura
- 2023年7月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年8月1日
社会人になって19年、知財業界に来て11年が経つ。
何となく自分のキャリアを振り返ってみたくなった。
知財業界で仕事をしている方はおそらくはセカンドキャリアがほとんどかと思う。
新卒でいきなり特許事務所や企業知財部に配属、というパターンはレアケースだ。
私も例外ではなく、今の企業知財というのは3社目で、
大手IT企業(7年)→特許事務所(8年)→ITベンチャー(4年目)
という流れ。
前職、前々職は暗黒時代だったのだが、現職でようやくトンネルと抜けた感がある。
現職にたどり着くまでは、苦行というトンネルの中を歩いていた。
現職の仕事では、面白いくらいに過去の2つの仕事で得た知見をハイブリッドで活かせていると感じている。
大手IT企業で経験した「IT知識・マネジメントスキル」と、特許事務所で培った「知財の知識・思考力」とをうまく掛け合わせて、現職での知財部門の立ち上げを遂行できている。
思えば、本屋でたまたま出会った1冊の書籍がきっかけで知財業界へ行く事を決めた。
知財を作る仕事から知財を活用する立場になりたいと、特許事務所をやめて企業知財に行こうと思った時も、元々ベンチャーに行くつもりなどなかった。
たまたま出てきた求人がベンチャーだった。
大きな流れは計画などしていない。
その時その時の状況に応じて自分の感覚だけを頼りに道を選択してきた。
全てはご縁だと本当に感じる。
そんなわけでありがたいことに、全てのキャリアに無駄はなく、全てが今の仕事に生きていると思えるようになった今日この頃。
今、自分がやっていることの意義が見出せなくても心配はいらない。
いつの日か必ず生かされる時が来る。
何をやるかはあまり重要ではない。
今、自分ができる事をやるというのが結局は近道になる。
いつの日か点と点がつながる未来を楽しみにしよう。
答え合わせはいつだってあとからなのだから。
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